@techreport{oai:u-sacred-heart.repo.nii.ac.jp:00001158, author = {岸本, 健 and Kishimoto, Takeshi}, month = {}, note = {20550958, 聖心女子大学, 本申請課題の目的は2点である。1点目はポスターや玩具によって装飾された部屋であるデコレーテッドルーム内での母子間相互交渉において観察された1歳齢児の指さしの量が,後の児の言葉の発達を予測するとする先行研究を追試することであり,2点目は,デコレーテッドルーム内での1歳齢児の指さし産出を促進できるような介入を実施することで,その児の言語発達を促すことができるかどうかを確かめることであった。 今年度は,これまで申請者が実施してきたデコレーテッドルームによる実験 (Kishimoto, 2017)をさらに追試するために,研究実施の環境の整備(デコレーテッドルームのデザインの調整,および研究に用いる機材の調達)を実施した。結果,2019年度より,デコレーテッドルームを使用した実験の再開,およびその後の言語発達との関連性に関する調査について検討する準備を整えることができた。 デコレーテッドルームにおける母子間相互交渉は,1歳齢児の指さしを効果的にサンプリングできる一方,本来,母子間で展開されると考えられる多様な共同注意の相互作用を生じさせにくい欠点がある。そこで2018年度は,上述のデコレーテッドルーム研究の準備に加え,1歳齢児の育つ家庭へ赴き,1歳齢児と養育者との間で,その1歳齢児にとっての日常の中で生じる共同注意の様相を観察した。加えて,各家庭で1歳齢児と養育者との間で生じる共同注意の継続時間などの違いを生じさせる要因を検討するために,養育者の育児に対する考え方(子どもに対して調和性を求めるか,それとも自律性を求めるか,など)に関するアンケートを実施した。現在までにおよそ10家庭分のデータが収集され,分析を進めている。, 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基金 一般,研究期間 (年度):2017-04-01–2021-03-31, 17K04372}, title = {幼児の指さし産出の促進による言葉の遅れの予防効果}, year = {2018} }