@techreport{oai:u-sacred-heart.repo.nii.ac.jp:00001149, author = {杉本, 淳子 and Sugimoto, Junko}, month = {}, note = {70407617, 聖心女子大学, 英語教員(あるいは教職を目指す学生)の発音指導を考える上でまず重要なのが、生徒のモデルとなるべき教員自身の目標設定である。初年度である2017年度は「教員にふさわしい発音」というテーマで継続してきた研究の成果を国際学会で発表した。Uchida & Sugimoto (2017)では、教職を目指す学生を対象とした質的調査の報告をした。英語は今や国際共通語として使用され、明瞭度の高い発音が重要であると言われるが、教員は英語母語話者と同じ発音を目指すべきであると考える学生はまだ多い。その理由として、良いモデルとなるべき日本語母語話者の英語の具体例が提示されていないことや、実際のコミュニケーションの中で自身の英語発音の明瞭度を試す経験が不足していること等があげられた。Sugimoto & Uchida (2017)では、英語母語話者の教員、日本人教員、日本人学生の3群に、日本語母語話者の英語発音を評価してもらう聴取実験をおこなった。その結果、教員にふさわしくない発音のイメージは共有されているものの、ふさわしい発音のイメージは、聞き手により異なることがわかった。さらに、ふさわしい発音には、母音、子音、リズム、イントネーションなどに加えて、流暢さや発話速度などの要因が深く関わることもわかった。 また2017年度は、発音指導プログラムに含める上で優先順位が高い項目としてあげた12項目のうち、3つの母音項目に関わるデータの収集をおこなった。約30名の日本語母語話者による、3つの母音項目を含む英単語の録音、音声ファイルの整理、実験の刺激音声ファイル作成までの作業を終えている。次年度以降はこのデータをもとに、聴取実験を実施する予定である。, 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基金 一般,研究期間 (年度):2017-04-01–2021-03-31, 17K03022}, title = {日本人英語教員の発音力向上を目的とした発音指導プログラムの構築と効果測定}, year = {2017} }